三つ折り資料作成のコツ
今日は、紙の資料、特に、「ページ数が決まっている紙」を作成する際のコツとして、手戻りを極力抑える工夫について学んだことをアウトプットしておきます。
具体的には、今回、三つ折りリーフレットのデザインについて検討しました。三つ折りなので、6ページと決まった枚数の中で、効果的に訴求できる構成が求められます。
基本手順
まず、基本的な考え方ですが、ステップとして以下が最も効率的な手順であることは、皆さんも同意されるかと思います。
- 伝えたいメッセージを箇条書き
- メッセージの優先度を決める
- 紙の構成の中での訴求力の順序を確認
- メッセージの優先度と紙の訴求力を付き合わせて、どの面で何を訴求するかを決める
- メッセージを支えるデータを準備
- 具体化、資料化
つまり、具体的に資料の中身を作り始める前に、1.〜4.で構造を固めてしまうのが重要なポイントです。
コツ(手戻りを抑える工夫)
今回学んだのは、2.で優先度を決める際に、「なぜ、その優先度なのか?」を説明できる必要があるということです。
決めた理由が明確に持ててないと、あとからあとから、色んな人の好みで、どの面で何を訴求するかが変わってくるのです。
指摘を受けた時に、言い返せる拠り所がないためです。
もう一段、視座を上げると、資料のメッセージから構成に至るまで、なぜ、そうなっているかを充分な根拠を持って説明できることが重要で、それができない場合に、色々と手戻りが発生することになります。
しかし、自分で作り上げる中では、よほど適当にやらない限り、何かしらの論理に基づき組み立てると思います。
では、その論理の充分性について、どのように担保すれば良いのでしょうか?どうすれば、人からの指摘に耐えられる根拠を持てるのでしょうか?
- アンケートの定量データ
- 発言などの定性データ
結局は、データに頼るしかありません。
また、論点になりそうな箇所に自ら気付き、予め、他のオプションと、なぜそのオプションがダメなのかの理由まで考えられていれば、完璧です。
冊子各ページの訴求力
ちなみに、3.の訴求力についても、今回新たな学びがあったので備忘のため記載しておきます。
広告解説ページにはよく出ていますが、以下の順に訴求力があるとされています。
- 表1(表紙)
- 表4(裏表紙)
- 表2(表紙の裏)
- 表3(裏表紙の裏)
まとめ
このように、伝えたいメッセージの優先度を明確な根拠を持って決め、ページ毎の訴求力と照らし合わせて各面のメッセージを決めることが重要です。
あとから覆されることがなくなるため、効率的に作れるうえに、明確な根拠で支えられるため、効果的な仕上がりにもなっているはずです。