より良い人生を生きる

日々、試行錯誤中です。

圧倒的な成果を上げるための方法3つ

こんばんは。今日は、会社で研修がありました。社員が全員、それぞれがこの半期で取り組んだことを発表、部署ごとにトーナメント形式で選抜され、代表者が全員の前でプレゼンします。

 

つまり、この半年で圧倒的な成果をあげた人の数人が講師となり、なぜ成果をあげられたのか、何を考え、どのように仕事をしたのかを全員で学びます。

 

領域が違えば仕事の内容も全然変わるのですが、不思議なことに、毎回、どの業務でも使えるような、汎用的なノウハウが共有されます。まさに、この会社の強みの源泉。本当に良い会社です。

 

せっかくですので、学んだことをアウトプットしておこうと思います。

 

 

外せない2軸の要件から企画案を捻出

これは、新しい企画や新商品を考える時に使えるノウハウで、企画を考えるうえで外せない要件2つを縦軸と横軸に配置し、それぞれの掛け合わせから、マスのなかを埋めていきます。

 

なぜその手法が有効かと言うと、人は、条件や制約がある時の方が、思考の幅が広がるためです。逆説的ですが、幅を限定された方が、多くのアイディアを生むことができるのです。

 

例えば、下記のうち、どちらが多くのアイディアを考えることができるでしょうか?

  • 「何でも良いから新規事業考えよう」
  • 「妊娠・出産領域で新規事業やろう」

もちろん、後者ですよね。具体的なターゲット像、課題がより明確になり、思考が前に進みます。

 

重要なのは、何を2軸として選ぶか、その軸の中身にどのような項目を置くかです。例えば、「施設をもっと有効活用したい」、という要件があるのであれば、使えそうな施設のリストが項目になりますし、汎用的なところだと、「カスタマーに価値を提供したい」などはどのようなビジネスにもあると思いますが、その場合は提供したい価値のリストが項目になります。そして、「この施設でこの価値提供するには、どんな商品が良いか?」という掛け合わせで、マスの中身を一つずつ埋めていくのです。

 

色々と軸を変えてやってみても良いかも知れません。とにかく、満たすべき要件を抑えつつ、アイディアを量産できるので、お勧めです。

 

 

共感を前提にしたコンセプトアウト

 

よく、プロダクトアウトとかマーケットインとか、マーケティング用語であると思いますが、そのどちらも大事で、両方を満たす商品を作るべき、という考え方です。

 

プロダクトアウトは提供側の都合、マーケットインはカスタマーのニーズに基づき商品開発するイメージですが、その両方を満たすことを考える場合に、「いかにカスタマーの共感を生むコンセプトを作れるか?」という問いが有効です。

 

なぜ、この考えが有効かと言うと、提供側のことだけを考えていたらカスタマーに刺さらない、カスタマーのことだけを考えていたら提供側の強みが生きない、となるからです。

 

具体的な手順は、カスタマーからの意見(アンケートや口コミ)と、提供側の意見をとにかく洗い出し、それぞれで分類してグルーピングしたうえで、両側ともに含まれる共通項を見つけていきます。

 

このようなプロセスを経て生まれたコンセプトは、自然と、カスタマーのニーズを見たしながら、提供側の強みを活かせるもの、つまり共感を生めるものになっているはずです。

 

 

リポジショニング

 

続いては、商品のポジショニングを変える、という手法で、「絶対に価値があるはずなのに、なぜか、それほどの評価が得られていない」と感じる時には絶対にやってみるべきです。

 

「ポジション」とは、具体的には、「誰に」「どんな価値を提供するか」の置き方のことを言っています。マーケティングの教科書的には、セグメンテーション→ターゲテイング、の次のステップで決めることですね。

 

なぜ、この手法が有効かと言うと、同じ商品でも、対象が変わると、全く価値が変わるからです。これまでToBで売れなかったものが、ToCに変えた途端に売れるようになったとか、これまで女性向けだったのを男性向けにしたら売れた、とかですね。実際に大きな成果を上げた案件として、資生堂シーブリーズ」の事例は、他のサイトでも詳細に説明されています。

 

この手法を使えるのは、前提として、その商品自体の価値が疑いようのないものである、と確信を持てることが必要です。ただ、モノが良いのに売れてない時には、すぐに諦めたり同じセグメントを闇雲に攻めたりする前に、試してみる価値はあります。

 

 

まとめ

 

新しい企画を考え、世に出し、改善していくうえで重要な手法を3つ、ご紹介しました。既に認識している人にとっては、当たり前のことばかりかも知れませんが、一つでも、役に立つ考え方があれば幸いです。